日中は暑さの中にあっても、夜は幾分涼しくなってきました。虫の声も聞かれるこの頃です。背面では、物静かに秋の気配が感じられます。僕が浜松市在住中には、夏になると毎週のように上がる花火大会に出かけたり、夏の風物詩である遠州大念仏を見に出かけたりしたものです。遠州大念仏とは、三方ヶ原の合戦の時に戦死した武田軍の霊を慰めるために始まったものと聞いています。市内には、小豆餅、銭取、布橋など三方ヶ原の合戦に由来した地名が多く残っていました。今年の夏は猛暑になるとの長期予報でしたが、確かに暑いにはしても予想していた猛暑ほどのことはありませんでした。この先の残暑がどうなるのかが気になります。
先週僕は一通の手紙をあるところへ宛てて送りました。その返信が届いたのですが、その内容に衝撃を受け、この一週間はそのことが僕の心を苛んでいました。この気持ちを新しい週にまで携えてゆくのだろうかと僕の心の内は複雑な気持ちと不安で満ちていたのです。毎日神に祈りを捧げてきました。そして今日のことです。夕方、家路についた時、大きな虹がかかっているのに気が付きました。虹を見るのはもう何年もなかったように思います。最後に見た虹がいつであったかも記憶がありません。虹は神が契約の徴として設けられたものです。僕はふとそのことに気が付きました。虹の現象は科学的に解明されていますが、神を信じる者にとっては、神の救いの御業であるのです。明日からの新しい週を新たな気持ちをもって過ごすことが出来るような気がします。
聖書の言葉
神はノアと彼の息子たちに言われた。「わたしは、あなたたちと、そして後に続く子孫と、契約を立てる。あなたたちと共にいるすべての生き物、またあなたたちと共にいる鳥や家畜や地のすべての獣など、箱舟から出たすべてのもののみならず、地のすべての獣と契約を立てる。
わたしがあなたたちと契約を立てたならば、二度と洪水によって肉なるものがことごとく滅ぼされることはなく、洪水が起こって地を滅ぼすことも決してない。」更に神は言われた。「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。
すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、雲の中に虹が現れると、わたしは、わたしとあなたたちならびにすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。水が洪水となって、肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、神と地上のすべての生き物、すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」神はノアに言われた。 「これが、わたしと地上のすべて肉なるものとの間に立てた契約のしるしである。<創世記9章9〜17>