田瀬教会では、第5週の礼拝は信徒立証礼拝を行っています。信徒が、牧師の説教に代わり話をする礼拝です。信徒の自らの人生、神との関わりなど内容は信徒それぞれです。
昨日は1月の第5週の日曜日です。信徒立証礼拝が執り行われました。80歳を超えられて、今なお農業を営んでおられる方が、話をしてくださいました。普段のお付き合いの中では、ナスを栽培しておられる方。農業士の認定を受けられた方、と言うように、僕は、職業を通してその方と接していました。確かに職業は人を顕すものの一つではありますが、その裏側には、夫として、親として、子として、また兄として、弟としての生き様が人それぞれに必ずあるのです。これを人生の厚みと言うのでしょうか。昨日は、この方の人生の厚みに触れることが出来ました。そして「私の人生は神によって支えられてきた。」と結ばれました。
老いて、自らの人生を省みた時、そこにはどのくらいの厚みと幅とがあるのだろう。喜びも悩み苦しみも、すべて相総じて益となす神。私たちに必要なものは、願う前からご存知である神。願いを祈るより、感謝を捧げる日々でありたいと思うのです。