四季の移ろいの中に生きるのは人間だけではありません。神が創造されたすべてのものがその内にあるのです。しかし人間の台頭により歪められた自然の営みは、その刃を人間に向けて立ち向かって来ている現実があります。
異常気象と言う言葉でまとめれば、何か外的な要因によるものの様な錯覚を起すのですが、その張本人は人間以外にはありません。報道によれば、ここ30年間で気温が0.8℃上昇しているそうです。たかが0.8℃と言っても部屋が暖まるのと大気の温度が上昇するのでは規模が違います。目の前の便利さを求めるよりも、それに伴う利益を求めるよりも、次の世代に残さなければならないものは何かを今真剣に考え、神が人類の幸福のために創造された森羅万象を慈しまねばならないと僕は考えています。今、僕達が求めなければならないことは便利さでも、豊かさでもありません。神に立ち返ることです。
青春の日々にこそ、お前の創造者を心に留めよ。
苦しみの日々が来ないうちに。
「年を重ねることに喜びはない。」と言う年齢にならないうちに。
太陽が闇に変わらないうちに。
月や星の光が失せないうちに。
雨の後にまた雲が戻ってこないうちに。<コヘレトの言葉12章1〜2>