昨日は健康診断に行って来ました。健康を維持するために必要な事であると思います。
僕はお陰様で、今のところ肉体的には悪い部分はありません。僕たちの体と魂は、僕たち自身のものでありながらも、現実的には神のものです。神からこの身と魂を託されて生きているのが僕たちです。ですから自分の体を大切にし、罪に染まるようなことは避けなければなりません。「私が聖であるように、あなた方も聖なる者となりなさい。」と聖書は教えています。
イエスが教えられた掟の一つに、「自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい。」と言う言葉があります。これは自己愛を勧めるものではありません。もちろん自分を愛することは大切なことです。なぜなら、冒頭に記しましたように、僕たちの身と魂は、神のものだからです。神の意志によらなければ、髪の毛一本さえ抜け落ちることもないのです。
大切なのは、そのあとに続く言葉です。「あなたの隣人を愛しなさい。」これは相当困難な言葉です。正直なところ僕にも苦手な人が数多くいます。そう言う人たちをも愛しなさいと言うのです。僕にはとてもできないことです。
ハイデルベルグ信仰問答には、「あなたはこれを完全に守ることが出来ますか。」と言う質問があります。その答えは、はっきりと「できません。」と言い切っています。なぜならば、人は生まれつき、神と隣人とを憎む傾向にあるからです。旧約聖書の創世記においては、人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからであると明言しています。そのような人をも神は分け隔てせず、すべての人に愛を注いで下さっているのです。
その愛に応えて生きることが人の取るべき道です。このように考えると、苦手の人だと思っていても同じ神の愛を注がれている兄弟姉妹なのです。神は人をご自身の像に似せて創造されました。正しい聖いものとして創造されたのです。
このことを知るとき、隣人をも愛せるような気がして来るのです。明日から始まる一週間を、このことを考えながら生きてゆこうと思います。